一層の授業改善を目指して端末の更新が予算化され、
高等学校版GIGAの「DXハイスクール」も始まる。
多様な先生の個性を活かした「学び」や
「組織マネジメント」が求められるセカンドGIGA。
現場の取り組みは進んでいるだろうか───。
本セミナーではチエルマガジン最新号の誌面に登場いただいた先生方をお迎えし、最新事例を対談形式でより深掘りしてご紹介します。
今回は、「つながる」を合言葉に小学校・中学校の“壁”を超えた「サロン」で先生方が授業改善や端末の利活用を学び合う義務教育学校の信濃町立信濃小中学校のお取り組みと、「巻き込み力」をキーワードに一人ひとりの先生の授業観をGIGA仕様に変えた吉田町教育委員会の事例をお届けいたします。 また、両現場にアドバイザーとして携わっている信州大学の佐藤和紀准教授をコメンテーターに招き、それぞれの現状と今後の展望をお聞きします。
先生方はICT利活用をベースにどのようにして授業力を向上できるのか、また教育委員会や管理職は先生の授業力向上のためにどういった支援をすべきかについてのヒントをお伝えできればと思います。
是非チエルマガジンセミナー2024年春夏にご参加ください。
〜堀田先生のメッセージ（インタビューより抜粋）〜
GIGA端末が入り始めて4年目になります。GIGAに慣れる「ファースト」の段階は終わり、子供が学校でも家庭でも、日常的にGIGAを学習で用い、個別最適な学びと協働的な学びを充実させる「セカンド」に進まねばなりません。
端末やネットワーク環境が整備された成果は既に表れ始めています。経済協力開発機構（OECD）が2022年に実施した学習到達度調査、いわゆる「PISA2022」もその一つと言えるでしょう。数学リテラシー、読解力、科学的リテラシーの3分野すべてで世界トップレベルを記録。「学校のICT環境は使いやすい」と答えた子供の割合は、OECD平均を上回りました。
一方、授業でICTを利用する頻度はまだ低いのが課題です。OECD平均に届いていません。つまり、一人ひとりが端末を用いて個別最適な学びと協働的な学びを充実させる「授業改善」が、まだ十分ではないと言えます。
授業改善は進めなければなりませんが、先生は一人ひとり違います。教えたいこと、育てたい力、得意なこと苦手なこと、教育理念、みんな異なります。子供と同様に、先生も一人ひとりが「個別最適」に学び、その先生らしい授業改善に取り組んでいくべきなのです。
＊本セミナーにて紹介する記事は、2024年4月1日発行のチエルマガジン2024年春夏号に掲載されております。
登壇者
プログラム
「チエルマガジン」最新号のコンテンツ概要
東京学芸大学教職大学院・教授/学長特別補佐
堀田 龍也 先生
小学校・中学校の“壁”を超えた「サロン」で
授業改善や端末の利活用を学び合う
信濃町立信濃小中学校 研究主任 伊藤 真紀 先生
事例についてのコメント
信州大学 教育学部 学術研究院 教育学系
佐藤 和紀 准教授
小・中をつなぐ「全教職員研修会」と
「校務はチャット」は授業観も変える
（旧）吉田町教育委員会 指導主事 （現）文部科学省初等中等教育局GIGA StuDX推進チーム
平井 奉子 氏
事例についてのコメント
信州大学 教育学部 学術研究院 教育学系
佐藤 和紀 准教授
チエルマガジンの企画・編集側より
チエル株式会社 粟田 輝
セミナー情報
| 日程 | 2024年4月14日（日） 11時00分〜12時10分 |
|---|---|
| 開催場所 | ウェビナー形式 |
| 対象 | ・都道府県及び市区町村の教育委員会の皆様 ・全国の学校現場の先生方／教員志望者の皆様 |
| 参加費 | 無料（事前登録制） |
| 参加方法 | こちらのフォームよりお申し込みください。
申し込みはセミナー当日の午前9時まで受け付けております。 |
| 主催 | チエル株式会社 |
| お問い合わせ | チエルセミナー事務局 E-mail: seminar@chieru.com （営業時間 ： 10:00～17:00 土日祝・弊社指定休日は除く） |
小学校・中学校の“壁”を超えた「サロン」で授業改善や端末の利活用を学び合う
｜長野県｜信濃町立信濃小中学校
信濃小中学校では、信州大学大学院 教育学研究科 高度教職開発コースで学びながら勤務している伊藤真紀先生が、研究主任として授業づくり支援や研修カリキュラムの作成、教材研究などを支援しています。記事では先生の授業力向上を目指す「サロン」の運営や、通常の小学校・中学校・高等学校でも応用できる工夫を紹介しています。
小・中をつなぐ「全教職員研修会」と「校務はチャット」は授業観も変える
｜静岡県｜吉田町教育委員会
教育委員会と外部の情報化推進アドバイザーがけん引する形でGIGA環境を浸透させてきた吉田町。現在は４つの小中学校がそれぞれ創意工夫をこらしながら自走し、町全体の教育の質向上を促しています。記事は、人口や経済規模、地域特性に関係なく、日本全国どの自治体でも、GIGA環境で授業や校務の改善は可能であることを雄弁に物語っています。
「チエルマガジン」はICT教育の最新事例インタビューを多数掲載しています。
ぜひ、チエルマガジンの定期配送（無料）も併せてお申し込みください。
（学校の教職員及び教育委員会の方が対象です）
※ チエルマガジンはお申し込み後発送まで１週間程度いただいております。